FTIR用簡易加熱装置

概略仕様書
加熱透過測定装置

1. 概要
本加熱透過測定装置はFTIRの試料室に設置し、液体及び粉末状の試料を液体用組立セルにセット、室温から150°Cまで加熱しながら赤外吸収スペクトルが測定できる装置です。(概略ブロック図参照)

2.構成
1) 液体用組立セル
2) 試料ホルダー
3) 加熱ステージ
4) 温度コントローラー

3.仕様
1) 液体用組立セルは温度上昇により液体が膨張しても漏れ出しませんが、液体を沸点以上に加熱できません。粉末試料は室温では固体であって加熱することにより液体となる試料にも使えます。
・ セル厚:標準は0.1mm(異なる厚さのオプション有り)
・ 窓板 :KBr
2) 試料加熱は試料セル周囲の加熱ステージにより行います。
3) 温度範囲:室温~150°C
4) 温度精度:±1°C
5) コントローラの設定温度でその温度を維持することができます。
6) 100°C以上を1時間以上維持するときは周囲の冷却(オプション)を必要とします。
7) 試料室は乾燥空気または乾燥窒素によりパージ(オプション)が可能です。
8) 供給電力:100V、500W

加熱透過測定装置 ブロック図

加熱透過測定装置

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